第4回JCOG患者・市民セミナー(アドバンス編)開催報告
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開催報告
2022年3月12日(土)、JCOGが実施している臨床試験に関連する内容を、臨床試験に携わる医師とともに学んでもらうことを主旨として第4回JCOG患者・市民セミナー(アドバンス編)を開催いたしました。
テーマ「がんと遺伝・家族性腫瘍」
国立がん研究センター中央病院 遺伝子診療部門の吉田輝彦先生と田辺記子先生にご講演をいただきました。
遺伝子・ゲノム、遺伝子と遺伝性疾患、遺伝子変異とは、といった基本的な講義と、遺伝性腫瘍の診断と診断されたあとに行われる遺伝カウンセリング*について詳しい説明をいただきました。
続いて、遺伝性乳がん卵巣癌症候群(Hereditary Breast and Ovarian cancer syndrome : HBOC)乳がん、卵巣がん、家族性膵癌、遺伝性大腸がんについての講義をJCOG各研究グループの先生よりいただきました。
講義スライドより
※遺伝カウンセリングが受けられる病院は、以下のサイトから探すことができます。
全国遺伝子医療部門連絡会議(http://www.idenshiiryoubumon.org/)
プログラム
開会の挨拶
総論講義:がんと遺伝・遺伝子・遺伝性腫瘍
各論1:遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)-HBOCの基礎と乳癌
各論2:遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)-卵巣がん
各論3:家族性膵がん
各論4:遺伝性大腸がん
講義全体Q&A
ブレイクアウトルームに分かれてシェア
閉会
参加メンバー
ご参加いただいたみなさま(掲載をご許可いただいた方のみ:順不同)
メインルームの様子
Q&A(ブレイクアウトルーム)
講義の後、8個のブレイクアウトルームに分かれて講義の感想や意見交換を行いました。
お寄せいただいたご感想の一部をご紹介いたします。20分間という短い時間ではありましたが、参加者のみなさまの活発なディスカッションが各ルームで行われました。
- 医療者の方、JCOGの研究支援の方、患者・一般の者と立場の違うさまざまな意見をうかがえて良かったです。
- 各自の感想を伺たこと、また私の質問にもしっかりと対応していただけた。
- 患者会へ参加させて頂いているのも家族を救えなかった悔しさや無念さが原動力となっています。その経験を生かし、患者さんと先生方の橋渡し役となり、より良い治療方が生まれていくよう少しでもお役に立てたら嬉しい限りです。
- いろいろな意見を聞けたことが一番貴重な体験だと思いました。遺伝に関する知識を自分も勉強した方がいいと感じました。