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肺がん内科グループ JCOG2007のサイトカイン放出症候群に関するケースシリーズの報告がJournal of Thoracic Oncology (IF: 20.4)に掲載されました
論文・学会発表- 肺がん内科グループ JCOG2007のサイトカイン放出症候群に関するケースシリーズの報告ががJournal of Thoracic Oncology (IF: 20.4)に掲載されました
- Shiraishi Y, Tokito T, Toyozawa R, Inagaki C, Nokihara H, Kawashima Y, Ohe Y, Okamoto I. Five Cases of Cytokine Release Syndrome in Patients Receiving Cytotoxic Chemotherapy Together With Nivolumab Plus Ipilimumab: A Case Report. Journal of Thoracic Oncology. 2023.
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われわれは、前治療歴のない進行NSCLC患者を対象に、プラチナ製剤ベースの化学療法とニボルマブ+イピリムマブの併用療法の有効性を、プラチナ製剤ベースの化学療法とペムブロリズマブの併用療法の有効性と比較する第3相臨床試験を実施した。ニボルマブ+イピリムマブ治療群では治療関連死の割合が高く、うち3例がサイトカイン放出症候群(CRS)によるものであったため、295例の治療後に試験は早期に中止された。また、ニボルマブ+イピリムマブ投与群148例中、CRSは2例であり、計5例(3.4%)が適切に管理された。これら5症例の詳細について報告する。患者背景やCRS発症時期は異なるが、5例すべてでCRS出現前に発熱が認められた。したがって腫瘍内科医は、ニボルマブ+イピリムマブ投与中の発熱がCRS発症の前兆である可能性があることに注意すべきである
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