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胃がんグループJCOG1401の最終解析論文がGastric cancer(IF:7.4)に掲載されました

論文・学会発表
  • 背景

    • 以前の報告で、腹腔鏡補助下胃全摘術および近位胃切除術(LATGおよびLAPG)の安全性が確認された(JCOG1401)。本報告では、cStage I胃癌に対する重要な副次的評価項目として、これらの手術法の有効性を確認するため、長期経過観察後の5年無再発生存率(RFS)と全生存率(OS)を示す。

  • 方法

    • 本研究では、組織学的に胃腺癌が証明され、日本胃癌分類第14版(第3版英語版)に従って臨床的にT1N0、T1N(+)、またはT2N0と診断された患者を登録した。

  • 結果

    • 2015年4月から2017年2月までに246例の患者が登録されたが、1例は誤登録のため除外された。各患者について5年以上の綿密なフォローアップが継続され、2022年3月にデータが解析された。登録された全患者において、5年RFSは90.0%(95%信頼区間[CI]85.5-93.2%)、5年OSは91.2%(95%CI86.9-94.2%)であった。グレード3または4の術後晩期合併症は患者の12.7%に認められた。

  • 結論
    • この単群試験は、cStage I胃癌に対するLATG/LAPGの長期予後が許容範囲内であることを示し、経験豊富な外科医が行えば標準的治療の一つと考えられる。