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JCOG食道がんグループ JCOG0502の副次的解析論文がFuture Oncology (IF: 3.0)に掲載されました
論文・学会発表- JCOG食道がんグループ JCOG0502の副次的解析論文がFuture Oncology (IF: 3.0)に掲載されました
- Yamamoto S, Kato K, Daiko H, Ito Y, Kajiwara T, Kojima T, Miyata H, Nakagawa S, Ueno M, Watanabe M, Tsunoda S, Abe T, Nagatani Y, Okada M, Morita M, Sato T, Mizusawa J, Nakamura K, Kitagawa Y. Factors influencing decision-making between surgery and chemoradiotherapy for esophageal carcinoma from the JCOG0502. Future Oncol. 2024 Sep 27:1-6.
- 目的
- 食道扁平上皮癌の治療選択肢には手術と化学放射線療法(CRT)があるが、患者の意思決定に影響する因子に関する情報は限られていた
- 方法
- 手術とCRTを比較した並行群間比較試験であるJCOG0502に参加した患者を対象に、意思決定に関連する因子を分析した
- 結果
- JCOG0502の非ランダム化パートに登録された368例の患者のうち、209例は手術を選択し、159例は自らCRTを選択した。 年齢以外の背景的特徴は同じであった。 多変量ロジスティック回帰分析の結果、65歳以上、男性、多発病変、子供の有無、医師の選択がCRTの選択と関連していた
- 結論
- 医師の選択は、患者の意思決定プロセスにおいて最も影響力のある因子であった
- 臨床試験登録
- UMIN000000551(ClinicalTrials.gov)
- キーワード
- 化学放射線療法;食道がん;患者の意思決定;手術。