トピックス
JCOG頭頸部がんグループによる JCOG1008の最終解析論文がJournal of Clinical Oncology (IF: 44.7)に掲載されました
論文・学会発表- JCOG頭頸部がんグループによる JCOG1008の最終解析論文がJournal of Clinical Oncology (IF: 44.7)に掲載されました
- Tahara M, Kiyota N, Kodaira T, Nishino H, Asada Y, Mitani H, Hirayama Y, Onozawa Y, Nishio N, Hanai N, Ohkoshi A, Hara H, Monden N, Nagaoka M, Minami S, Tanaka K, Fujii T, Yoshimoto S, Ueda T, Kishimoto Y, Homma A, Oridate N, Okami K, Uemura H, Katagiri K, Yamazaki T, Asakage T, Saito Y, Murono S, Mizusawa J, Nakamura K, Hayashi R, Head, Neck Cancer Study Group of the Japan Clinical Oncology G. Long-Term Follow-Up of JCOG1008, a Randomized Phase II/III Trial of Chemoradiotherapy Comparing 3-Weekly Cisplatin With Weekly Cisplatin in Postoperative Head and Neck Cancer. J Clin Oncol. 2026:JCO2501708.
- JCOG1008の中間解析では、術後高リスク局所進行頭頸部扁平上皮癌(LA-SCCHN)に対する化学放射線療法において、シスプラチン40 mg/m²を週1回、7サイクル投与するレジメン(weekly cisplatin)は、シスプラチン100 mg/m²を3週ごとに1回、3サイクル投与するレジメン(3-weekly cisplatin)と比較して、全生存期間(OS)に関して非劣性であることが示された。本報告では、JCOG1008の長期追跡結果を示す。本第II/III相試験では、術後高リスク局所進行頭頸部扁平上皮癌患者を、3-weekly cisplatinを用いた化学放射線療法群またはweekly cisplatinを用いた化学放射線療法群に無作為に割り付けた。計261例が登録された。最終解析時点において、追跡期間中央値は5.6年であり、5年全生存割合は3-weekly群で58.7%、weekly群で71.2%であった(ハザード比、0.76[95%信頼区間、0.52-1.12[<1.32]])。これにより、weeklyレジメンの非劣性が確認された。5年無再発生存割合(RFS)および5年局所無再発生存割合はいずれも、数値上weekly群で良好であった。晩期有害事象について、両群間で10%を超える差を示した事象はなかった。結論として、5年追跡により、術後高リスク局所進行頭頸部扁平上皮癌患者において、weekly cisplatinを用いた化学放射線療法は、3-weekly cisplatinを用いた化学放射線療法に対して、全生存期間に関して非劣性であることが確認された。これらの結果は、この患者集団に対する妥当な代替治療として、weekly cisplatinと放射線治療の併用をさらに支持するものである。
