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JCOG乳がんグループによる JCOG1017 (PRIM-BC) の副次的解析論文が The British journal of surgery (IF: 8.8)に掲載されました

論文・学会発表
  • JCOG乳がんグループによる JCOG1017 (PRIM-BC) の副次的解析論文が The British journal of surgery (IF: 8.8)に掲載されました
  • Ishitobi M, Tanaka K, Shimomura A, Yamanaka T, Tsukioki T, Iwata H, Hara F, Fujisawa T, Sasaki K, Kajikawa R, Sakai T, Sagara Y, Shigematsu H, Ozaki Y, Nozawa K, Sudo K, Naito Y, Terata K, Ishiba T, Fukuda H, Shien T. Primary tumour resection reduces the risk of major local morbidity in de novo stage IV breast cancer: secondary data analysis from the JCOG1017 randomized controlled trial. Br J Surg. 2026.
  • 背景
    • de novo Stage IV乳癌患者における乳房潰瘍および/または出血の発生率ならびに危険因子について,ランダム化比較試験(RCT)から得られたデータは十分ではない.本研究では,de novo Stage IV乳癌患者における全生存期間に対する原発巣切除の効果を評価したRCT(JCOG1017)において前向きに収集されたデータを用いて,補足解析を行った.
  • 方法
    • 原発巣から生じるGrade 2以上の乳房潰瘍および/または出血の累積発生率を,各群,すなわち全身療法単独群および原発巣切除群において算出した.さらに,de novo Stage IV乳癌患者における治療中の乳房潰瘍および出血の危険因子を評価した.
  • 結果
    • 5年累積発生率は,全身療法単独群で17.3%,原発巣切除群で5.2%であった.原発巣切除は,乳房局所の潰瘍および/または出血の発生率を有意に低下させた(ハザード比[HR]0.268, p=0.0001).全身療法単独群において,臨床的腫瘍カテゴリー(cT)は乳房潰瘍および/または出血の唯一の危険因子であった(HR 3.663, p=0.0002).一方,原発巣切除群では,乳房潰瘍および出血に関する特定の危険因子は認められず,すべてのサブグループにおいて発生率は低かった.
  • 結論
    • 原発巣切除は,de novo Stage IV乳癌患者における乳房合併症を減少させる.特に腫瘍径が大きい症例では,乳房合併症を予防する目的で,原発巣切除も選択肢となり得る.