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JCOG肺がん外科/肺がん内科グループによる JCOG1205/1206の副次的解析論文がLung Cancer (IF: 5.3)に掲載されました
論文・学会発表- JCOG肺がん外科/肺がん内科グループによる JCOG1205/1206の副次的解析論文がLung Cancer (IF: 5.3)に掲載されました
- Isaka T, Kenmotsu H, Wakabayashi M, Yoshioka H, Shimada Y, Tsutani Y, Nakagawa K, Yotsukura M, Mitome N, Uozumi T, Daga H, Tanaka H, Kasai T, Niho S, Tsuboi M, Fukuda H, Aokage K, Okamoto I, Watanabe SI. Adjuvant chemotherapy intensity and prognosis in completely resected high-grade neuroendocrine lung carcinoma: a post hoc analysis of JCOG1205/1206. Lung Cancer. 2026;219:109520.
- 背景
- 本研究では,イリノテカン+シスプラチン(IP)療法とエトポシド+シスプラチン(EP)療法を比較した第III相JCOG1205/1206試験の事後解析により,高悪性度神経内分泌肺癌(HGNEC)患者における術後補助化学療法の強度が予後に及ぼす影響を明らかにすることを目的とした。
- 対象・方法
- p-stage I-IIIAのHGNEC患者217例(EP群109例,IP群108例)を対象とした。予後は,術後補助化学療法の治療完遂,すなわち4コース完遂の有無,および各レジメンならびに各薬剤について算出した相対用量強度(RDI)に基づいて,Cox比例ハザードモデルを用いて評価した。
- 結果
- レジメンRDIの中央値は両群で同程度であった(87.2% vs. 89.6%)一方,治療完遂率はEP群で高かった(89.0% vs. 74.1%;P = 0.0046)。治療を完遂した患者と完遂しなかった患者における5年無再発生存割合(RFS)は,EP群ではそれぞれ66.0%および73.3%であり(ハザード比[HR],1.944;95%信頼区間[CI],0.590-6.404),IP群ではそれぞれ67.4%および64.1%であった(HR,0.874;95% CI,0.437-1.745)。RDI 90%以上は,EP群ではRFS不良と関連していたが(HR,2.024;95% CI,1.081-3.787),IP群では関連は認められなかった(HR,1.123;95% CI,0.608-2.072)。EP群では,シスプラチンおよびエトポシドのRDI 90%以上がRFS不良と関連していた(それぞれHR,1.926;95% CI,1.029-3.605,およびHR,2.024;95% CI,1.081-3.787)。一方,IP群では,シスプラチンまたはイリノテカンについて有意な関連は認められなかった。
- 結論
- 完全切除されたHGNECにおいて,高強度の術後補助化学療法が予後改善と明確に関連するとはいえなかった。EP療法におけるより高いRDIはRFS不良と関連しており,HGNECに対する術後補助療法において,高いRDIを追求する必要性は高くない可能性が示唆された。
