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JCOG放射線治療グループによる JCOG1208の主たる/最終解析論文がRadiotherapy and Oncology (IF: 5.8)に掲載されました

論文・学会発表
  • JCOG放射線治療グループによる JCOG1208の主たる解析論文がRadiotherapy and Oncology (IF: 5.8)に掲載されました
  •  Nakamura S, Kodaira T, Machida R, Nakashima T, Ito Y, Nakamura N, Ishikura S, Toshiyasu T, Saito Y, Takahashi S, Ota Y, Inada M, Murakami Y, Kubo N, Sekino Y, Fukuda H, Nishimura Y, Mizowaki T. Definitive IMRT alone with reduced prophylactic nodal irradiation for Early-Stage Oropharyngeal Cancer: JCOG1208. Radiotherapy and Oncology. 2026:111677.
  • 背景
    • 早期中咽頭癌に対する根治的放射線治療単独療法に関する前向きデータは限られている。JCOG1208では、早期中咽頭癌の選択された患者を対象として、予防的リンパ節照射範囲を縮小した強度変調放射線治療(IMRT)単独療法を評価した。
  • 対象・方法
    • JCOG1208は、UICC第7版に基づくT1-2 N0-1 M0の中咽頭癌患者を対象とした、前向き多施設共同単群試験である。対象部位は口蓋扁桃、舌根、または軟口蓋であり、年齢は20歳から80歳までとした。同時併用化学療法は許可されなかった。患者は、2段階の適応的IMRTとして、初回標的体積に46 Gyを照射した後、24 Gyのブースト照射を行い、合計70 Gyを35分割で受けた。主要評価項目は3年全生存割合(OS)であり、事前に規定した閾値は80%であった。
  • 結果
    • 57例が登録された。追跡期間中央値は6.8年であった。3年全生存割合は93.0%(95%信頼区間、82.4-97.3%)、5年全生存割合は87.6%(95%信頼区間、75.8-93.9%)であった。5年無増悪生存割合および5年局所領域無増悪生存割合は、それぞれ77.0%および78.8%であった。省略された予防的リンパ節領域内のみに再発した症例は認められなかった。増悪を来した患者の多くは、p16陰性または不明の疾患を有する患者、および/または喫煙歴を有する患者であった。グレード3以上の晩期有害事象は1例に認められた。
  • 結論
    • 予防的リンパ節照射範囲を縮小したIMRT単独療法は、早期中咽頭癌の選択された患者において、良好な長期生存成績を示し、省略された予防的リンパ節領域内のみに発生した再発は認められなかった。一方で、増悪様式を踏まえると、放射線治療単独療法を検討する際には、p16/HPVステータスおよび喫煙歴に基づく慎重な患者選択が不可欠である。(UMIN-CTR UMIN000014274)