トピックス
JCOGリンパ腫グループ JCOG2210のデザインペーパーがJapanese Journal of Clinical Oncology (IF: 1.9)に掲載されました
論文・学会発表- JCOGリンパ腫グループ JCOG2210"未治療末梢性T細胞リンパ腫に対する初回導入化学療法後の完全奏効例に対する自家末梢血幹細胞移植併用大量化学療法のランダム化第III相試験のデザインペーパーがJapanese Journal of Clinical Oncology (IF: 1.9)に掲載されました
- Shimizu H, Kodaira T, Kiyota N, Hayashi R, Nishino H, Asada Y, Mitani H, Hirayama Y, Onozawa Y, Nishio N, Hanai N, Ohkoshi A, Hara H, Monden N, Nagaoka M, Minami S, Fujii T, Tanaka K, Homma A, Yoshimoto S, Oridate N, Omori K, Ueda T, Okami K, Uemura H, Shiga K, Nakahira M, Asakage T, Saito Y, Sasaki K, Kitabayashi R, Ishikura S, Nishimura Y, Tahara M. Incidence and risk factors associated with the development of hypothyroidism after postoperative chemoradiotherapy for head and neck cancer patients with high-risk features: Supplementary analysis of JCOG1008. Oral Oncol. 2024 Oct;157:106976.
- 要約
- 末梢性T細胞リンパ腫の患者は、B細胞リンパ腫の患者と比較して、導入療法で完全奏効を得た後の予後が不良であることを示した。いったん再発すると、根治的治療はしばしば同種幹細胞移植を含む治療関連死亡率の大きい侵襲的治療に限定される。これらの治療選択の限界は、再発を予防するための最適な地固め療法を開発する必要性を示している。この多施設共同ランダム化第III相試験は、導入療法後に完全代謝反応が得られた新規診断末梢性T細胞リンパ腫患者を対象として、自家末梢血幹細胞移植併用大量化学療法の無増悪生存期間に対する優越性を検証することを目的としている。日本では52の病院から合計140人の患者が5年半にわたって登録される。本試験はjRCTs031240169(https://jrct.niph.go.jp/latest-detail/jRCTs031240169)として日本臨床試験登録に登録されている。
- キーワード
- 自家末梢血幹細胞移植併用大量化学療法、導入化学療法、末梢性T細胞リンパ腫、ランダム化試験。