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JCOG放射線治療グループ JCOG2211のデザインペーパーがJapanese Journal of Clinical Oncology (IF: 1.9)に掲載されました
論文・学会発表- JCOG放射線治療グループ JCOG2211"照射歴を有する有痛性脊椎転移に対する通常照射と体幹部定位放射線治療に関するランダム化比較第III相試験"のデザインペーパーがJapanese Journal of Clinical Oncology (IF: 1.9)に掲載されました
- Kita R, Ito K, Machida R, Sekino Y, Nakamura N, Nakajima Y, Saito T, Imano N, Fukuda H, Ito Y, Mizowaki T, Group JCOGRTS. Randomized phase III study comparing re-irradiation stereotactic body radiotherapy and conventional radiotherapy for painful spinal metastases: Japan Clinical Oncology Group study JCOG2211 (RESCORE study). Japanese Journal of Clinical Oncology. 2024.
- 要旨
- 骨転移はしばしば疼痛を伴い、様々な癌種で発生し、患者のQOLに大きな影響を与える。有痛性脊椎転移を有する患者において、初回の従来の放射線治療に対する奏効率は高いにもかかわらず、再発や不十分な奏効は依然として生じている。したがって、進行転移癌患者のQOLを改善するためには、疼痛再発に対する有効性の高い戦略を開発することが極めて重要である。本ランダム化第III相試験は、過去に放射線照射を受けた有痛性脊髄転移患者において、定位体放射線治療(2分割で24Gy)による再照射が、従来の放射線治療(1分割で8Gy)よりも12週完全奏効割合を達成する上で優れていることを確認することを目的としている。日本では3年半にわたり、33病院から合計158人の患者が登録される予定である。本試験は、jRCTs1030240172 (https://jrct.niph.go.jp/latest-detail/jRCT1030240172)として日本臨床試験登録に登録されている。
- キーワード:通常外照射療法;疼痛反応;再照射;脊髄転移;定位体放射線療法。