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JCOG大腸がんグループによる JCOG2310Aの副次的解析論文がJournal of the Anus, Rectum and Colon (IF: 1.5)に掲載されました

論文・学会発表
  • JCOG大腸がんグループによる JCOG2310Aの副次的解析論文がJournal of the Anus, Rectum and Colon (IF: 1.5)に掲載されました
  • Iguchi K, Kataoka K, Mizusawa J, Ouchi A, Sano Y, Fujita F, Maruyama S, Murata K, Suwa Y, Ito K, Suto T, Fujita S, Inada R, Shimada Y, Inomata M, Hamaguchi T, Takii Y, Takashima A, Tsukamoto S, Kanemitsu Y. Clinical Significance of Lymph Node Count in Colon Cancer Surgery: A Tumour Location-stratified Prognostic Analysis Based on an Integrated Phase-III Randomized Controlled Trial (JCOG2310AS3). J Anus Rectum Colon. 2026;10(3):463-73.
  • 目的
    • 結腸癌におけるリンパ節(lymph node:LN)検索個数の予後的意義については,現在も議論がある.現行のガイドラインでは,正確な病期診断のために12個以上のLNを検索することが推奨されているが,その予後的意義は腫瘍の局在によって異なる可能性がある.本研究では,腫瘍の局在および病理学的病期(pStage)別に,LN検索個数が生存に及ぼす影響を評価した.
  • 方法
    • 本統合解析には,日本臨床腫瘍研究グループが実施したランダム化比較試験のデータを用いた.根治切除を受けたpStage II/III結腸癌患者を解析対象とした.腫瘍の局在〔右側結腸癌(right-sided colon cancer:RSCC)または左側結腸癌(left-sided colon cancer:LSCC)〕とpStageの組合せにより構成される各サブグループについて,Cox比例ハザードモデルを用いてLN検索個数の予後的意義を評価した.
  • 結果
    • 計2,849例(RSCC 1,034例,LSCC 1,815例)を解析対象とした.LN検索個数はLSCCと比較してRSCCで多く,中央値はそれぞれ30個および21個であった.pStage IIでは,LN検索個数は全生存期間(overall survival:OS)と独立した関連を示さなかった.一方,pStage IIIでは,左右いずれの腫瘍局在においても,LN検索個数が少ないことはOS不良と関連していた.RSCCでは,9~14個を閾値とした場合〔ハザード比の範囲:0.17~0.50〕および26~41個を閾値とした場合(0.50~0.65)にOSの改善との関連が認められた.一方,LSCCでは,8~12個を閾値とした場合(0.34~0.61)に有意な関連が認められた.
  • 結論
    • pStage II/III結腸癌患者におけるLN検索個数の予後的影響は,腫瘍の局在および病期によって異なっていた.LN検索個数の予後的影響はpStage IIでは限定的であったが,pStage IIIでは生存と関連していた.