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JCOG脳腫瘍グループJCOG2209の試験紹介論文がJapanese Journal of Clinical Oncology (IF:1.9) に掲載されました
論文・学会発表- JCOG脳腫瘍グループJCOG2209"テント上初発膠芽腫に対する造影病変全切除術と造影病変全切除+FLAIR高信号病変可及的切除術とのランダム化第III相試験"の試験紹介論文がJapanese Journal of Clinical Oncology (IF:1.9) に掲載されました
- Sekino Y, Sonoda Y, Shibahara I, Mizusawa J, Sasaki K, Sekita T, Ichikawa M, Igaki H, Kinoshita M, Kumabe T, Shibahara J, Ichimura K, Arakawa Y, Fukuda H, Brain Tumor Study Group of the Japan Clinical Oncology G, Narita Y. Protocol digest of a phase III randomized trial of gross total resection versus possible resection of fluid-attenuated inversion recovery-hyperintense lesion on MRI for newly diagnosed supratentorial glioblastoma: JCOG2209 (FLAMINGO). Japanese journal of clinical oncology. 2024 Sep 17.
- 新たに膠芽腫(GBM)と診断された患者に対する手術の目標は、磁気共鳴画像で造影(CE)病変を最大限安全に切除することである。 しかしながら、FLAIR切除(CE病変を取り囲むfluid-attenuated inversion recovery(FLAIR)高濃度病変の切除の可能性と定義される)の有効性に関するコンセンサスは得られていない。 レトロスペクティブな解析ではFLAIRectomyの潜在的な有益性が示唆されたが、そのような結果はプロスペクティブな研究によって確認されていない。 そこで、新たにGBMと診断された患者において、CE病変の肉眼的全切除と比較したFLAIRectomyの有効性を評価するため、多施設共同非盲検無作為化対照第III相試験を計画した。 主要評価項目は全生存期間である。 5年間で47施設から合計130例の患者が登録される。 本試験はJapan Registry of Clinical Trials(試験番号jRCT1031230245)に登録されている。