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JCOG×m3.com連携企画に「第12回 JCOG1211試験の道のり」が公開されました

研究者・医療関係者向け
  • JCOG×m3.com連携企画に「第12回 JCOG1211試験の道のり【前編】」」「第12回 JCOG1211試験の道のり【後編】
  • が公開されました
  • JCOG肺がん外科グループ 青景圭樹(国立がん研究センター東病院)
    • JCOG1211「胸部薄切CT 所見に基づくすりガラス影優位のcT1N0 肺癌に対する区域切除の非ランダム化検証的試験」です。
    • 肺がんに対する薬物治療の分野では、ドライバー遺伝子の発見や分子標的薬、免疫チェックポイント阻害薬の開発が進み、薬物治療の進歩が世界的に注目されている。一方で、肺がんの外科治療において我々日本の外科医は、お家芸ともいえる小型肺癌に対する機能温存手術、つまり縮小手術の臨床開発に長らく注力してきた。この小型肺癌領域での日本の研究は他国に先んじて多くの研究成果を報告していた背景もあり、JCOGでは早くから画像診断と病理診断の関連に関する研究、JCOG0201を立ち上げ、以後の縮小手術試験の基盤を築くことができた。我々肺がん外科グループの縮小手術に関する臨床試験は、外科手術の術式そのものを比較するものであり、試験デザインやクオリティコントロール、結果の解釈などに外科試験ならではの難しさがある。しかし、臨床試験グループの中でもJCOGは外科系臨床試験に関する多くのノウハウを持っており、試験の実施にあたってはさまざまなサポートを得ることができた。世界的にもそのような臨床試験グループは少ない。
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