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JCOG×m3.com連携企画に「第5回 JCOG0502試験の道のり」が公開されました
研究者・医療関係者向け- JCOG×m3.com連携企画に「第5回 JCOG0502試験の道のり」が公開されました
- JCOG食道がんグループ 加藤 健先生(国立がん研究センター中央病院)
- JCOG0502「臨床病期I(clinical-T1N0M0)食道癌に対する食道切除術と化学放射線療法同時併用療法(CDDP+5FU+RT)のランダム化比較試験」は、Stage I(T1bN0M0)の食道癌の標準治療である食道切除術に対して、根治的化学放射線療法の非劣性を検証するために行われた臨床試験です。5年生存割合の点推定値は、手術群で86.5%、化学放射線療法群で85.5%、背景因子を調整して行われた比較では、調整ハザード比(HR)1.05; 95% CI 0.67-1.64 [<1.78]であり、95%信頼区間の上限は、事前に規定された非劣性マージンである1.78を下回りました。 この結果、臨床病期Stage I(T1bN0M0)食道扁平上癌において、化学放射線療法も標準治療の一つとして推奨されるようになりました。...
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