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JCOG研究へのご寄付のお願い
お知らせ新しい寄付プロジェクト「FUTURE プロジェクト」が始動
JCOGの概要
JCOGでは、常時100前後の臨床試験を実施し、これまでに400以上の論文が世界的に認められた権威ある雑誌に公表されています。また、150以上の臨床試験の結果が様々ながんの診療ガイドラインに掲載され、より良い標準治療の確立に寄与しています。近年では患者会との意見交換会を積極的に開催しており、製薬企業だけは進めることの難しい、患者さんのニーズに基づいた臨床試験の立案に努めています。
JCOGの目的は、がんに対する前向きの多施設共同臨床試験を実施することにより、有効性の高い新たな標準治療を確立して、その研究成果を国内外に発信し、がん患者さんの診療の質と治療成績の向上を図ることです。開発を目指す新しい治療法には、抗腫瘍薬の組み合わせによる薬物療法、外科手術や放射線治療、内視鏡治療に加えて、これらを併用した集学的治療があります。研究者主導の臨床試験であるために、資金提供するスポンサー企業の意向にとらわれることなく純粋に研究者の考えに基づく研究を実施することが可能です。
なぜJCOGに寄付が必要なの?
JCOGは、腹腔鏡やロボット手術などの低侵襲な外科手術に関する研究、外科手術や放射線治療と薬物治療を組み合わせた集学的治療の研究、高齢者を対象とした研究、投与期間の短縮による毒性の軽減によって患者さんの生活の質の改善や経済的負担を和らげる研究などで特に大きな業績を残してきました。これらの研究は製薬企業が実施することは難しく、正に公的研究費でなければできない重要な臨床研究です。しかしながら、限られた国の予算に基づく公的研究費だけでは、残念ながら患者さんのニーズに沿ったすべての研究を行うことができません。
寄付は何に使うの?
公的な研究資金を獲得していない研究や活動、基盤整備に対して優先して資金サポートを行ったり、既に公的な研究資金を獲得している研究プロジェクトの場合、公的研究資金によってカバーされない範囲に限定して資金を利用したいと考えています。
どうやって寄付をするの?
下記の国立がん研究センター中央病院の寄付プロジェクトである「FUTUREプロジェクト」から寄付をお願いいたします。
寄付のお申し込み画面に「応援メッセージ」を記載する欄がありますので、そこに 「日本臨床腫瘍研究グループ(Japan Clinical Oncology Group:JCOG)による多施設共同試験 」に寄付する旨をご記載ください。