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肝胆膵グループ/胃がんグループ/食道がんグループJCOG1213試験結果を公開しました

一般の方向け

JCOG1213「消化管・肝胆膵原発の切除不能・再発神経内分泌癌(NEC)を対象としたエトポシドシスプラチン(EP)療法とイリノテカン/シスプラチン(IP)療法のランダム化比較試」の主たる解析論文が8月19日付でJAMA oncologyに掲載されました。

いままでは消化管・肝胆膵原発NECの患者さんに治療法を説明する際、「EP療法とIP療法は同等であると思われるが、実際にはどっちがいいのだろう?どちらかが極端に劣る治療だったりしないのだろうか?」について、明確な根拠のないまま説明してきたのですが、今後はJCOG1213試験の結果に基づいて「EP療法もIP療法もどちらもよい治療ですよ」と説明できるようになりました。このような結果を得ることができたことを、研究にご参加いただいた患者さん、ご家族の皆様に感謝いたします。

我々はさらにNECの病態解明、治療成績の向上にむけ、研究を続けて参ります。

希少かつ難治がんの神経内分泌がん(NEC)で大規模臨床試験が実現 現在の化学療法が進行・再発例の標準治療として確立 今後さらに有効な治療法の開発が期待

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35980649/
https://jamanetwork.com/journals/jamaoncology/fullarticle/2795418

リリースの詳細:国立がん研究センターホームページ